導入|BIOS更新したら起動しない…」これ、焦りますが“復活する型”が多いです
BIOSを更新した直後から、
・電源は入る(ファンは回る、LEDも点く)
・でも画面が真っ黒、ロゴすら出ない
・再起動ループ、CPU/DRAMランプが点灯する
…みたいな状態になると「詰んだかも」となりがちです。
ただ、BIOS系は “手順と道具が合っていれば復旧できる” ケースも多いです。この記事では、初心者の方でも迷わないように 最短で直る順 にまとめます。
目次
よくある原因(特に多い5つ)
① 更新中に電源が落ちた/電源が不安定だった
停電・ブレーカー・電源ユニットの劣化・タップの接触などで、更新が途中で止まるとBIOSが壊れた状態になることがあります。
② BIOSファイルが違う(型番違い/WiFi版・非WiFi版違いなど)
見た目が似ているマザボでも、型番が1文字違うだけで別物です。別モデルのBIOSを当てると起動しない原因になります。
③ Flashback/Q-Flash用USBの作り方ミス(ここが一番多い)
BIOS復旧機能(Flashback/Q-Flash Plus等)があっても、
・USBがFAT32じゃない
・容量が大きすぎる/USB3.xで相性
・所定のUSBポートに挿してない
・ファイル名のリネームが違う
で失敗します(“対応してるのに直らない”の正体がこれ)。
④ XMP(メモリ高速化)やOC(オーバークロック)で不安定になっている
BIOS更新後に設定が変わったり、メモリ学習に失敗して起動できなくなることがあります。まずは設定を初期化(CMOSクリア)が近道です。
⑤ そもそもマザボが復旧機能なし/デュアルBIOSもなし
この場合、復旧手段が「メーカー修理」「BIOSチップ書き換え」「マザボ交換」寄りになります。先に“復旧機能の有無”を確認するのが重要です。
初心者向け確認手順(この順番でOK)
1)完全に電源を切って“放電”する
PCをシャットダウン → 電源ユニット背面OFF → コンセントを抜く → PCの電源ボタンを10秒長押し → 5分放置。
内部の残り電気を抜いて、変な状態をリセットします。
2)CMOSクリア(BIOS設定を初期化)
マザボの「CLR_CMOS」ピンを短絡するか、ボタンがあれば押す(必ず電源OFFで)。
ボタンが無い場合は、ボタン電池(CR2032)を数分外して戻す方法もあります。
3)最小構成にする(余計なものを外す)
・USB機器は全部外す(ハブ・外付けSSD・キャプチャ等)
・メモリは1枚だけ(説明書の“1枚挿し推奨スロット”へ)
・ストレージ(SSD/HDD)は外してOK
ここで起動するなら、BIOS破損ではなく“周辺機器/設定/相性”の線が濃いです。
4)マザボのDebug LED / Q-LEDを見る(止まってる場所を特定)
CPU / DRAM / VGA / BOOT のどこで止まるかで、次にやることが絞れます。
(例:DRAMで止まるならメモリ挿し直し・1枚挿し・別スロット)
5)デュアルBIOSがあるなら切り替える(搭載機のみ)
デュアルBIOSスイッチがある機種は、サブBIOSへ切り替えるだけで復活することがあります。
6)Flashback / Q-Flash Plus で“BIOSを書き直す”(対応マザボのみ)
ここが本命です。ポイントは「USBの作り方」と「正しいポート」です。
- USBは FAT32 でフォーマット(WindowsのフォーマットでOK)
- できれば USB2.0 / 8〜32GBくらい の小さめが安定
- BIOSファイルは USBの一番上(ルート) に置く
- メーカー指定のファイル名にリネーム(例:MSIは“MSI.ROM”、ASUSは専用ツールでリネーム、Gigabyteは指定名…など※機種で違います)
- USBは Flashback/Q-Flash専用ポート(印がある所)に挿す
- 24ピン+CPU補助電源(8ピン)を刺した状態で、PC本体は起動せずにボタンを押す
- LEDが点滅→止まるまで待つ(途中で触らない)
※MSIの「Flash BIOS Button」は、CPU/メモリ/グラボ無しでもUSBと電源だけでBIOS更新できる 仕組みの代表例です
7)それでもダメなら“USBを変える/BIOSを変える”
同じ手順でも、USBメモリの相性で失敗することがあります。USBを別の型番に変えるのは超有効です。
また、最新版より 1つ前の安定版BIOS のほうが通ることもあります。
8)復旧機能が無い&何をしても無反応なら、修理・交換ルート
この段階は、
・メーカーサポート(保証/RMA)
・PCショップ修理
・BIOSチップ書き換え(上級者向け)
・マザボ交換
が現実的です。
今すぐ買うべき・交換を検討すべきパーツ(3点)
※以下はトラブル解決に使われることが多い定番パーツです。
①USBメモリ(Flashback/Q-Flash用は“相性が出にくい型”が正義)
Flashback/Q-Flash用に、USB2.0で安定しやすい定番です。
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②UPS(BIOS更新中の“停電・瞬断”対策)
更新中に電源が落ちる事故を物理的に潰せます。BIOS系に本気なら一番安心です。
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③マザーボード(Flashback/Flash BIOS Button搭載=“詰み回避”)
復旧機能が無いマザボだと、失敗時に一気に難易度が上がります。今後の保険としても強いです。
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注意点|やってはいけないこと(BIOS・マザボ系)
- BIOS更新中に電源ボタン長押し/リセットをしない(点滅が止まるまで触らない)
- USBハブ経由・前面USB・変換アダプタ経由でFlashbackしない(直挿し推奨)
- XMP/OCを入れたまま更新しない(まず標準設定で安定化)
- 型番違いのBIOSを当てない(WiFi版・Rev違いも要注意)
- “Windows上で更新するツール”は最終手段(不安定環境だと事故りやすい)
まとめ|最短解決ルートはこれ
1)放電 → 2)CMOSクリア → 3)最小構成
ここで戻れば勝ちです。
ダメなら、
4)Flashback / Q-Flash Plus(USBをFAT32で作り直し、正しいポートで実行)
これが最短の復活ルートです。
それでも無反応なら、
5)メーカー修理 or マザボ交換(復旧機能付きへ)
が現実的です。
この記事を読んでも直らない場合は…
「マザボ型番」「Debug LEDの点灯位置(CPU/DRAM/VGA/BOOT)」「やった手順」をメモして、メーカーサポートかPCショップに持ち込むのが最短です。情報が揃うだけで、復旧までの時間と費用がかなり変わります。