【CPU・メモリ系】メモリ相性の見分け方(QVLの読み方+起動しない時の最短復旧)

導入|「メモリを増設したら起動しない…」「画面が真っ暗のまま」「LEDは光るのにBIOSにすら入れない」

この手のトラブル、現場でも本当に多いです。
そして原因の大半は“メモリの初期設定(XMP/EXPO)”か“相性(QVL未確認)”か“挿し方・待ち時間”で、パーツが壊れているケースは意外と少なめです。


最短で直す結論(まず買う順)

結論:①USBメモリで診断/BIOS更新 → ダメなら②(DDR4)or③(DDR5)の定格メモリで切り分け → それでもダメならQVL一致のキットに統一
※②と③は「あなたのPCの規格に合う方だけ」でOKです(DDR4/DDR5は混ざりません)


①USBメモリ(BIOS更新・MemTest用:まずこれが一番早い)

この症状が出てる人はこれ:起動しない/不安定で、まず“診断と復旧”を最短で回したい人

BIOS更新やメモリテスト(MemTest)に使えます。1本あるだけで切り分け速度が上がります。

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②定格メモリ(DDR4向け:相性で詰みにくい“基準メモリ”)

この症状が出てる人はこれ:DDR4世代で、XMP無しの“定格”でまず起動確認したい人

「相性が疑わしい」ときは、まず定格(JEDEC準拠)の定番で起動確認するのが最短です。

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③定格メモリ(DDR5向け:まず起動を通す“保守的スペック”)

この症状が出てる人はこれ:DDR5世代で、まず“起動する状態”に戻したい人(最初の一歩用)

DDR5は初回起動時に“メモリトレーニング(学習)”が走り、時間がかかることがあります。
まずは定格寄りのメモリで通してから、必要ならXMP/EXPOを詰めるのが安全です。

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導入:なぜ“メモリ相性”は初心者ほどハマるのか

よくあるケースでは、
「容量を増やしたい」「ゲームや動画編集で重いからメモリを足した」→ その直後から起動しない、もしくは青画面・フリーズが増える、という流れが多いです。

メモリは“ただ刺せば増える”ように見えて、実は

  • マザーボード側の対応リスト(QVL)
  • CPU側のメモリ制御(メモリコントローラー)
  • 設定(XMP/EXPO=自動OC)
    で結果が大きく変わります。

よくある原因(3〜5個)

1) XMP/EXPOをONにしていて、実は“OC状態”になっている

XMP/EXPOは簡単に言うと「速く動かす設定」です。
相性がギリギリだと、起動しない/不安定になります。

2) QVL未確認で、同じDDRでも“型番の中身”が違う

QVLは、マザーボードメーカーが「動作確認できたメモリ型番」を並べた一覧です。
同じブランドでも、チップや構成が変わって別物になっていることがあります。

3) BIOSが古くて、最新CPUや高密度メモリに弱い

特に新しめのCPU世代・DDR5では、BIOS更新で安定性が大きく変わります。

4) 挿すスロットが違う/奥まで刺さっていない

2枚差しの基本は多くのマザボで A2/B2(CPUから2番目と4番目)です。
“カチッ”が片側だけ…も現場ではよくあります。

5) CPUソケット周り(ピン曲がり・クーラー締めすぎ)でメモリチャネルが死ぬ

IntelのLGAはピンがマザボ側にあり、微妙な曲がりでもメモリが落ちます。
クーラーの圧が強すぎると症状が出ることもあります。


初心者向けの確認手順(番号付き)

  1. DDR4かDDR5かを確認(箱/型番/スロットの切り欠きで判断)
  2. メモリは一旦“1枚だけ”で起動確認(A2推奨。2枚より難易度が下がります)
  3. CMOSクリア(マザボの説明書どおり。設定を工場出荷に戻します)
  4. DDR5の場合は“5〜10分待つ”(メモリトレーニングで黒画面が続くことがあります)
  5. 起動できたら、BIOSで XMP/EXPOはOFFのまま いったんWindows起動
  6. BIOSを最新安定版へ更新(USBメモリがあると最短です)
  7. Windowsが起動したら メモリテスト(MemTest) を実施(エラーが出たら相性/初期不良を疑う)
  8. 2枚運用に戻すなら A2/B2に同じ向きで差す(左右のラッチが同じ高さで閉じているか確認)
  9. それでもダメなら、QVLを見て“型番一致”に揃える(混在は避ける)

QVLの読み方(ここだけ押さえればOK)

QVLは難しそうに見えますが、初心者はまずここだけ見れば十分です。

  • あなたのマザボ型番(例:B650 / Z790 など)をメーカー公式ページで探す
  • 「Support(サポート)」→「Memory / QVL」へ進む
  • 容量(16GB/32GB)と枚数(1枚/2枚) が一致するものを選ぶ
  • 速度は“控えめ”から(まず起動優先。後で詰められます)
  • 迷ったら、定格(JEDEC)品を基準にする(今回の②③がこの立ち位置です)

今すぐ買うべき・交換すべきパーツ(3点)

※冒頭の結論で出したものを再掲します(最短で切り分けが進みます)

①USBメモリ(BIOS更新・MemTest用:まずこれが一番早い)

この症状が出てる人はこれ:起動しない/不安定で、まず“診断と復旧”を最短で回したい人

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②定格メモリ(DDR4向け:相性で詰みにくい“基準メモリ”)

この症状が出てる人はこれ:DDR4世代で、XMP無しの“定格”でまず起動確認したい人

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③定格メモリ(DDR5向け:まず起動を通す“保守的スペック”)

この症状が出てる人はこれ:DDR5世代で、まず“起動する状態”に戻したい人(最初の一歩用)

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注意点(やってはいけないこと)

  • 違う型番のメモリを混ぜる(同容量でも中身が違うと不安定になりやすいです)
  • 起動しないのに XMP/EXPOをいきなりON(まず定格で起動確認が先です)
  • CMOSクリアせずに設定を触り続ける(泥沼化しがちです)
  • BIOS更新中に電源を切る(更新は安定した環境で)
  • DDR5で 待たずに何度も電源ON/OFF(トレーニング中断で余計に時間が伸びることがあります)

まとめ(最短解決ルート)

最短ルートはこれです。
1) USBメモリでBIOS更新/診断の準備
2) メモリは1枚・定格で起動確認(DDR4なら②、DDR5なら③)
3) 起動したら QVL一致の型番に揃える(混在をやめる)
4) 最後に必要なら XMP/EXPOを“少しずつ”詰める


関連の症状はこちら(まとめページ)
初心者あるある 👉 https://pc-hardfix.blog/category/firstfix/
GPU・ドライバ詰み 👉 https://pc-hardfix.blog/category/gpudriverfix/
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比較・選び方 👉 https://pc-hardfix.blog/category/selection/

この記事を読んで直らない場合は、マザーボードの故障やCPUソケット不良(ピン曲がり)も視野に入るので、型番と症状(LED/ビープ音/構成)を控えてショップや修理窓口に相談してください。

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