導入｜「電源は入るのに画面が映らない…」その不安、よくあります
PCの電源ボタンを押すと、
・ファンは回る
・ランプは光る
・でも画面は真っ暗でWindowsが起動しない
この状態、自作PC初心者やPCに詳しくない方が一番ハマりやすいトラブルです。
実際、「壊れたかも…」と焦って修理に出す前に、自分で直せるケースがかなり多いのが特徴です。
この記事では、
PC初心者でも順番通り確認すれば原因を切り分けられるように、
できるだけ専門用語を使わずに解説します。
よくある原因（特に多い5つ）
① 電源ユニットの出力不足・劣化
電源は「入っているように見えても」、
起動に必要な電力が足りていないことがあります。
よくあるケース：
- 数年使っている電源
- 安価な電源を使用
- 最近GPUやSSDを増設した
② メモリ・ケーブルの接触不良
PC内部のパーツは、
少しズレただけでも起動しなくなります。
特に多いのが：
- メモリが最後まで刺さっていない
- 電源ケーブルが甘い
③ ストレージ（SSD/HDD）が認識されていない
Windowsは
起動用のSSDが見つからないと止まります。
- SSDの寿命
- ケーブル不良
- クローン・換装後の設定ミス
④ 周辺機器が原因で止まっている
意外と多いのがこれです。
- USBメモリ
- 外付けHDD
- プリンター
これらが刺さっているだけで、起動が止まることがあります。
⑤ 冷却不足・CPU保護動作
CPUが熱を持ちすぎると、
安全のため起動を止めることがあります。
- CPUクーラーの取り付け不良
- ファンが回っていない
初心者向け確認手順（この順番でOK）
① 周辺機器をすべて外す
- USBメモリ
- 外付けHDD
- HDMI以外のケーブル
👉 本体＋モニターだけにする
② 電源を完全に切る
- 電源ボタン長押しでOFF
- 電源ケーブルを抜く
- 5分放置
👉 内部リセット目的
③ ケースを開けてケーブル確認
- 電源ケーブルが奥まで刺さっているか
- メモリが「カチッ」と固定されているか
④ SSDが認識されているか確認
起動時にDEL または F2 を連打 → BIOS画面
👉 SSDの名前が表示されていればOK
👉 表示されない場合はSSD or ケーブルが原因
⑤ 最小構成で起動
- メモリ1枚
- SSD1台
- GPU（必要な場合のみ）
今すぐ買うべき・交換を検討すべきパーツ（3点）
※以下はトラブル解決に使われることが多い定番パーツです。
① 電源ユニット
信頼性の高い電源ユニットです。
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② 電源ケーブル
電源ユニットに付属のケーブルとは別で予備・劣化用です。
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③ SSD（起動用）
起動が不安定だったり、認識したりしなかったりする場合は交換推奨です。
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注意点｜やってはいけないこと
❌ 何度も強制終了を繰り返す
❌ わからないままBIOS設定を変更する
❌ ケーブルを無理に引っ張る
❌ 分解して元に戻せなくなる
👉 「一つずつ確認」が最短ルート
まとめ｜最短解決ルートはこれ
1️⃣ 周辺機器を全部外す
2️⃣ 電源を完全に切る
3️⃣ ケーブルとメモリを確認
4️⃣ SSD認識チェック
5️⃣ 電源・SSDを疑う
この手順で、
電源が入るのに起動しないトラブルの8割は解決できます。
この記事を読んでも直らない場合は…
- 電源 or マザーボードの故障
- 専門修理が必要なケース
その場合は、
無理に触らず、修理相談を検討してください。
